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風の袋

「おばあちゃんの待ち合わせ場所」と勝手に名づけた近所のカフェ。
昔ながらのドイツのカフェで、年がら年中お年寄りで席が埋まっている。
さらに平均寿命の関係か、おじいちゃんよりおばあちゃんの方が圧倒的に多い。

お決まりのドイツのケーキが常時20種類くらいショーケースに並び、伝統的なドイツのケーキ屋のシステムで注文する。まずケーキを先に決め、そのケーキの番号がついた半券もらっていそいそと席に着く。しばらくするとこれまた伝統的な小さな白エプロンをつけた年配のウェイトレスが飲み物の注文をとりに来る。そのときにその半券を渡すと、飲み物と一緒にケーキが運ばれてくるというものである。支払いは、通常通り、飲み物とケーキ、すべてまとめて最後に。年季の入ったウェイトレスは短いサイクルのパートタイマー達で構成されているからか、食べている最中に「もう今日はあがりなので、先にお勘定をお願い」とのお達しを頂戴することも少なくない。
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色とりどりの大きなケーキ達が派手にショーケースを飾る傍らで、目立たずに隅っこのほうでただずんでいるこれ。日本で言ういわゆるシュークリームだが、ドイツでは「Windbeutel」と呼ばれている。直訳すると「風の袋」という非常に現実的なネーミングだ。しかも、ガラスのショーケースの端のほうで控えているときには、クリームもはさんでもらえず、まるで大きなのゲンコツようにたたずんでいるという地味な存在。

しかし、いったんクリームをはさんでもらうとこの存在感である。背景のバスよりも大きく見えるのは錯覚としても、実のところかなりのボリュームである。しかも、見ての通りそのほとんどが生クリーム。このクリームは乳脂肪たっぷりではあるがほとんど甘みがないというドイツならではの生クリームで案外あっさりしている。そのクリームを存分に楽しむように作られたようなシュー、風の袋そのものはどこまでも軽い。クリームなしでは文字通りどこかに飛んでいってしまいそうだ。
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by sommergarten | 2008-05-27 05:48 | Daily life

Berliner Philharmonie

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一日も早く復旧しまた和やかな平和が訪れますように。
ベルリンにも、中国にも。
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by sommergarten | 2008-05-22 04:09 | Daily life

通りすがりに

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今日のベルリンは20度とちょっと肌寒かった。
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by sommergarten | 2008-05-21 03:13 | Daily life

Lentz

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雨上がりの週末の午後。
シャルロッテンブルグの閑静な住宅街のカフェ。
小洒落た子供服のブティックなどがたち並ぶこの通りを歩くと、ふと戦後はこのあたりが英国管轄下にあったことを思い出す。
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by sommergarten | 2008-05-19 14:42 | cafe

WORLD CAFE in 「Hugendubel」 und... 本屋とカフェ

(この景色のために、数ある「Hugendubel」の本屋のなかでも好きなクーダムの支店)
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ドイツ語などろくにわかりもしないのに、昔から好きな場所。
ドイツの本屋。
たいていのところにカフェがあるし、ゆったりしていて、ソファーもあり、待ち合わせにもぴったりなのだ。
小物や、ちょっとした文具もあり、おみやげや小さなプレゼント探しにも最適。
こどもの絵本コーナーには遊具があるのも嬉しい。
休日の繁華街でちょっと休憩にカフェでお茶というときには、
だからあえて普通のカフェではなく、そそくさと本屋へ。
空いているし、集まる人の気分を代弁しているのか空気が澄んでいる。
しんと静かで、ゆっくり休める。
その分コーヒーがおいしく味わえて、「ついで」に本も、、、
といっても写真ばかりの料理の本や絵本なのだが、見てまわるうちにゆったりした気分になってくる。
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(この最後の一枚はまた別の本屋「THALIA」にて)
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by sommergarten | 2008-05-15 05:11 | cafe

夏のプロローグ

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カフェの窓は人生劇場。
舞台はその窓に切り取られた街の空間。
主役もいなければ悪玉もいない。
通行人がすなわちエキストラであり、主要登場人物である。
右から左、左から右へと、
歩いて、自転車で、ベビーカーを引いて、車で、
一人で、二人で、グループで、
静かに、しゃべりながら、携帯電話を耳に当てながら、
人々が流れ、そそくさと舞台のすそに吸い込まれていく。
忙しい目の前の単純な運動に視界をのっとられ、つられて右へ左へと目を動かしているうちに、
思考がさえぎられてしまう。
もうこの際どうでもよい、すべては不確かなまま保留となる。
今日はまたずいぶんよい天気だ。
ますます日が長くなるだろう。
つられて気も長くなってきたような錯覚におちいる。
確実なのは、夏がすぐそこということだけだ。
そして、今はそれで十分だと思う。



壁一面がガラス戸になっているカフェがドイツには多い。
それが開け放たれる初夏は、室内にいながらにして屋外のさわやかな空気を感じることができる。
春から夏への空気の微妙な変化を、カフェを前にわくわくした気分で体感できるこの時期。
小さい事ながら、毎年この上なく幸せな気分になる。
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by sommergarten | 2008-05-09 07:18 | Daily life